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こんにちは、古本屋のマッタツ書店の専務と言えばわたくし銀ちゃんです。
今日も労働組合について私の視点で発言させていただきますね。
日本の春闘は、労働法の団体交渉を背景に1955年(昭和30年)に産業を越えて、
労働時間や条件、賃金の改善を訴え共闘組織を結成し要求を出したことから始まりました。
1974年(昭和49年)には、春闘史上最大の交通ストライキを含め、
産業界毎にストライキを設定し大幅賃上げを目指しました。
第一次オイルショック(73ー74年)があり、物価は現在デフレと正反対のインフレで、
モノがドンドンと上がり、庶民の生活は苦しく、それが賃上げのパワーに結びつくこととなり、
3万円(32.9%)を越える賃上げを獲得しました。
30%賃上げをを現在に当てはめると6万円くらいになるわけで、大変な金額だったと言えます。
しかし、その結果、物価は更に狂乱的に上昇し、産業界は、労働組合を取り込むことに傾きます。
すなわち、それが管理春闘の始まりに繋がりました。
会社も労働者も運命共同体として、労働界のトップエリートたちは、
労働貴族化しキツイ要求は、控えるような空気を作り出したのです。
管理春闘は、常態化してしまい長い年月の間にみんな大して期待しない春闘に変質してしまいました。
結果、デフレと言う世界で経験のない経済構造が出現してしまいました。
さて、ここに来て先回書きましたように連合が政府のアベノミクスに呼応して、
コレではマズイと賃上げを叫び出したワケです。
まだまだ賃上げは、一部の企業に留まりますが、消費税も4月から上がりますから、
景気が失速しないためにも、内部留保を吐き出してでも企業は賃上げをすべきではないでしょうか?
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