あらしのよるシリーズは、映画になった時からファンになりました。
お互いの縄張り、いいつけや仕来たりを超えた
オオカミと羊が友達になる、あの有名なオオカミのガブと羊のメイの話。
ひとりぼっちのガブは、ガブの子供の頃の話。
お父さんは早くに死んで、母さんに厳しく食べろ、
競争に勝てないと、しつけられたことをメイに話していた頃より、
うんと小さかった頃にさかのぼった話。
リーダーに牙をむいてメイを守ったシーンでは、
オオカミの強さをみせたガブで、
普段は抜けてて仲間からもバカにされていたというガブ。
中村獅童さんがガブをやっていたので、
ガブをもっと知りたくて読みました。
ガブはダイスキなお父さんが、熊と戦い死んでから、
急にお母さんが厳しくなったこと。
別に訓練もしたくない、自分は自分でありたい。
仲間と順番なんかつけたくないのに、無理やり決闘をさせられて、
そんなことがイヤだから、自分はそこからおりたくて、
ひとりぼっちになったことが書かれていました。
仲間やお母さんからも、お父さんの子供なのにと見放され、
関わらないとばかり距離を置かれていたこと。
丘にあらわれた羊の群れをみつけ、
仲間に知らせにいったのに手柄を横取りされた。
ご馳走にもありつけず、誰もガブを気にかけない。
でも、お母さんはガブが頑張ったおかげで、
皆が飢えに苦しんでいたことから救われたと、褒めてくれた。
ガブのお母さんは父がいないからと、へこたれず、
強く育ってほしくて厳しくしていただけで…。
ちびっこガブが、お母さんに飛び込んでいくシーンは、
とても感動しました。
お母さんはガブをダイスキだし、
ガブも1人じゃないから。
お友達、早くできるといいねと思って、先のあらしのよるにを思い返しました。
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