裏表紙は、なかなかショッキングな写真のため、モノクロです。
これも、子供のクリスマスプレゼントに選んだ本です。
大阪にある小さな屠場の最後の仕事の日をおさめた、
写真集。愛情込めて育てた牛を解体し、
そして北出さんは精肉店をも営んでいます。
言葉の意味も、ところどころに説明があり、わかりやすいです。
ハンマーで気絶させてからの、お肉になるまで一連が載っています。
獣医師さんに見守られ、また大切に育てられた牛を、慣れた手つきで捌いていく様子…。
皮を丁寧に、そして剥いでいくと、だんだん肉は部位の名前で呼ばれるようになる。
そして北出さんのお子さん。
そしてお肉屋さんをしている、日常のやりとり。
写真の中程の、頭が転がっている写真と内臓をとりだして洗っている見開き、
あとやっぱりカラーのカバーのページには、
すさまじさと生きていたウシへの感謝が溢れています。
血、確かにうっとくるものがあります。
私も、読んで欲しかった真ん中も動物が大好きだから。
パックに入った形を、本物だと思う今の子どもたち。
もう7年くらい前ですが、
魚への意識でニュースになったこともありましたよね。
骨がイヤだから食べない、とか。切り身で泳いでる、とか。
私は本物を、しっかり学んでほしい。
だから産直にこだわっているし、おいしいものをおいしいうちに。
うまく書けないけど、食べた先に何があるか、自分の体や何年か先の体は、
昨日やずっと前からの習慣であり、長い時間をかけて出来たもの。
インスタントや、そういうものでごまかしたり、
鈍らせたまま生きてほしくない。いろんなものへの意識を…。
真ん中に、怖いからだめといわれたので今日は早く本を閉じます。
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