そろそろ発売されないかと待ち遠しかった。
ナオの妊娠のこともあるし、
一途なケンもね。島で出産して、
その後どうなるかはわからないけど見守りたかった。
それと、セイの方も落ち着いた生活で
鹿を二人で追っていることがかかれていた。
サワダの方は何かを企んでいるようで、
トモはサワダ側の女性と狩猟を分担していた。
生きるための島、リブの水着姿がかわいい。
セイを求めるリブちゃんと、もう待てがきかないセイと。
おい、貴様!イキルのご主人さまは待てがききわけないらしいなと、
誰かに突っ込みたかった。
リョウ、ミノル、スギたちは米の世話に精を出していた。
ミノルの想いをセイに届けたいから。
畑 水田、父さんを誇りに思っていたミノルだもんね。
【クリアカバーつき】自殺島 全巻セット (1-12巻 最新刊)/森 恒二/白泉社 |
きれいに田植えされた稲をみて泣いてしまう。優しいミノル。
ナオはナオで、6ヶ月になっていた。
小学生くらいのナオが母親に、
私はいらなかったのと泣いてきいていた夢をみて目がさめた。
怖いよね、妊娠て。私も嫌だった。
気のせいでいてほしかった、
明日はお腹が空でいてほしいと悪夢のような胎動までで、
生き地獄をカウントダウンされてばかりだったから。
行く場所もなく、未成年のうちに母親が死に、
出来損ないのそれでも血縁の本物の父さえもが、失踪していたし。
家もなかったあの1番最初の妊娠の前後は、もう二度と思い出したくもない。
ケンは、心底ナオに惚れている。
お腹をさして飛び降りようとしているのも、とめた。
生きようとする命の選択さえ奪うのかとか、
男に言われてくれる覚えはないよ。
そんなコマがある。だれも助けてくれないし、
もがいて苦しみぬいてホームレス状態に片足いれていた私は、
ナオのことがすごく。
ケンはオレが引き取るといってくれる。
お前がいてくれたらそれでいいと。
リョウたちも、飛び降りないように下で
クッションを敷いてくれている。
出産って怖いもの。リョウたちの側で、
ナオさんよかった。本当によかった。
それとサワダ側の女たちがリョウたちを襲い、
ミノルが死んでしまった。
名前も知らなかったリョウが、お前と呼んでいた人まで、
ふりしぼり名前を言って死んでしまった。
そこで終わりました。
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