自己否定が極端に低い、長髪の主人公、セイは生きる権利を剥奪された。

自殺未遂の常習指定がついている、と医者が話していた。

セイは、もう終わらせたいと答え、目がさめたら、そこは知らない土地。

しかも自分だけではなく、大勢がまわりにいて「ここはどこなんだ!」とパニックになっていた。

そこが自殺島だとわかると、飛び降り自殺をする者が。

失敗し、息があり、苦しく呻いているのをみたセイ…。

「いつ死んだっていいんだ。でも、こんな終わりかたはする必要がねぇだろ。」と、

その場を落ち着かせてくれたのはバンダナをしていて、

体格のいい、どうしても未遂者には見えないリョウ。

島に送り込まれたメンバーの中に、セラピーにいたカイがいて、

驚きを隠せないでいたセイだが、「むこうで失敗したんだよ。」とカイが言う。

とにかく暑さのせいで水が欲しいのに、

今まで当たり前に好きな物を選んで飲んでいたから、水の有りがたさを今知るセイ。

協力し、なんとか水を飲んだが、また〔明日が来る〕苦しみ、繰り返しの毎日が来ること、

狩りをして生きることから逃避する男女が、首を吊っていく。

セイは、ボウシに否定的な黒い言葉を矢継ぎ早に言い当てられ、

苦しくなり、手首をきってしまう。

生きる気力を削がれた…と。

でも、山の中にみたシカの生気にふれて、

また生きたいと前向きになり、シカのグループを調べていく。

いつしかシカに魅了されていた。

また、島の中を食べ物探しに行った際、以前送られてきた人の暴力にあうなどのシーンも。

1巻のラストは、セイが弓矢を作るシーンで終わりです。

自殺島とは、イニシャルDが連載されている雑誌に、

たまたま載っているのをみつけたのが出会いでした。

お気に入りは、やっぱりセイと、後々出てくるナオさんです。

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