嵐が丘、上映中。

キャシーとヒースクリフが向き合ったまま、見つめあって二人だけの会話を続けている。

桜小路は途中、立ってしまう。二人の素朴な愛。

夜、月影先生の容態が急変し、手術をしたが昏睡状態が4日続いた。

紅天女の候補が、マヤだという。いっそう芝居に打ち込むマヤ。

嵐が丘の上映5日目には、子供時代のキャシーとヒースクリフに惜しみ無い拍手が沸き上がっていて

大人時代の役者が、たじたじになっていた。

起きられるまで回復した月影先生からの、マヤへの次の課題は、

セリフも身動き1つない、人形の役。

人形の動きの訓練中、怪我をしたマヤ。

真澄が今、どうやって暮らしているのか、

進路をどうするかとマヤに聞いて、一ツ橋学園に入学援助を申し出た。

つきかげの劇場は地下に借りることができたが、ござにベンチ。

オリオン座と、設備も予算もかけ離れているけど、大丈夫?

自分を殺すことをマヤが悟らないと。公開まで、あと少し…。

そして前巻の終わりにあった、マヤの母親の方も進展。

結核らしいから、営業停止を食らう。だから…とクビを宣告されてしまった。

石の微笑、初日。客は亜弓を入れて、たったの12人。

亜弓はオリオン座を「気の毒ね」と見上げてつぶやいて帰っていく。

マヤは、人形の役目を通じ、ようやく自分を殺す演技だったのではないか!と気づいて、

ついに地下劇場には行列が出来たところで8巻が終わりました。

それにしても、月影先生不死身というか紅天女のための執念が、ものすごい。

<漫画本を処分したい?無料査定よりお待ちしております。>