イラストに惹かれて読むことにしました。
血まみれになりながら成長するサイコファンタジーといったところ。
チェッカーを与えられた第二次成長期の子供が殺されていく、
つぼみ法により命を狙われ日常を奪われてしまう。
貴也に告白された返事さえ出来ないまま〜。
貴也が上級生に立ち向かうところは、本当に王子様に思った。
烏丸先輩に憧れている若葉だが、ずっと一緒だった貴也くんを本当に。
見所は、つぼみ法のせいで、貴也との永遠のわかれになったシーンと、
うさぎになれと命令されていた母が母でいることを選び、
息絶えたところ。
若葉との思い出、まだ一緒に生きたかった母の思い。
支給されるものとは違う、若葉のチェッカーを買いに行くところも、
12才の女の子と並ぶお母さんの描写が上手。
それから正直に残酷な描写も強い。
リアルな生理の感覚の表現は、作者が女性だからでしょうか。
味方であるつぼみの外見が幼女なのは「Wの子供」だからだそう。
若葉も、それなんだと。
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ミホと合流し、守りたいと学校に行くが
針の生えた若葉をバケモノと呼ぶ校舎の中。
まとめて全部を殺しに行くと、殺意をむける若葉。
ミホちゃんを救えるのか。
2巻は冬発売。1ページ目に、主人公若葉の誕生日とあり、
漫画喫茶にきているこの日も12才になった長女の誕生日なんです。
何だか特別な運命みたいなものを感じながら読みました。
それと巻末にある特別読みきりの「収穫祭の女」という
ストーリーもとても良く、読み返しました。
タツキの裏切り。イブキを裂いて群がる村の人。
イブキが体をふるわせ、残らず貫いて殺す描写は、
スイッチウィッチへ繋がったのでしょうか?
本編のスイッチウィッチのうさぎだって、何だか訳ありな感じ。
女性にもサイコなものも描けるんですね。うらやましいです。
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