小学5年の春菜が主人公。
作者は、さそうあきらさん。
他の作品は読んだことはありません。
読んだ年、今から6年前の冬です。
今年は2014年だから2008年頃になるのかな。
本屋さんの新刊コーナーにあったので、後日気になって本屋さんで知人に買ってきてもらいました。
全3巻あります。
小学校の休み時間から物語は始まります。
春菜ちゃんはブランドあてクイズをしたりプリクラを撮ったり、
女の子とはおませな遊びをするけれど、
幼なじみの虫が好きなヒロユキとは、
いまだに公園で「コンごっこ」に、
ミミズに唾を垂らして殺すような遊びをしています。
春菜の担任は、ジェンダーフリーといって、
性の呼び方、意識を保護者から反感をかってしまう。
保健の授業で「くっつけっこ」をみた春菜は、
ヒロユキとしてしまった「あれ」が、赤ちゃんが出来るんだと、知ってしまう。
姉、秋美の友達、朋子ちゃん、高校2年生が赤ちゃんが出来たため、
秋美は親のお金を盗み、朋子ちゃんにカンパとして渡してしまう。
春菜の小遣いは、月に500円。
それに対して、手術は12万円。
5年生に、万札を抜く度胸はないだろうし、
モノレールの交通費を浮かせたり、
サーティワンくらいが春菜の贅沢であり、
現実なのだと言いたい描写なのかな?と思う。
その証拠に、朋子ちゃんにカンパをあげに行き、
産まずに手術してしまうと聞いた時、
春菜は欲しかった筆立てを買っていく。
握りしめて買いに行った、そのかき集めたお金は、
先月の残りと交通費をケチって工夫した、
大切な春菜のお金なのだ…。
春菜も、つわりが出始め、吐いたりしている。
担任ヤギセンも、ストレスでもどし、
トイレで居合わせた春菜に
「みんな先生にはねかえってくるの!」と、聞いてくれない。
親も、「そういうことをいうのをやめなさい」と、聞いてくれない。
父親であるヒロユキも、つわりがあると打ち明ける春菜に対して、
「それ、おもろいかも」と、ただ笑うだけ。
カエルの結婚や図鑑にしか、興味がないだけではなく、
確かにまだ、お腹も目立たない。
この漫画が売られていた時期、「14才の母」なども流行っていた。
あれから私の長女は、作品と同じく小学5年生になりました。
教科書の後ろに書く、胎児の絵が上手いと評価された長女。
あれ、いつだったかな?
子供の成長って本当に早すぎるわ。(笑)
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